7回目の開催

第16回詰将棋解答選手権初級・一般戦のさいたま会場を6日、浦和コミセン第14集会室で行った。さいたまドラの穴支部が主管となって開催するのは今回が7回目。4~6回目はカルタスホールだったが、今回は予約が取れず初の浦和コミセン開催となった。本来、浦和コミセンの方が低料金なので良いのだが、カルタス(4カ月前予約)に続いてこちら(3カ月前予約)も抽選で負けると開催自体が危なくなる。今回はカルタスの抽選で敗れたが、浦和コミセンがたまたま取れたので、会計的には都合が良くなった。

 午前中はドラ勢による早指しリーグ戦を行った。ここ2年はサロンで指して移動ということだったが、今回は同会場で開催している。
 19人が参加で、サロンの段位による手合制の6回戦リーグ戦を行った。五段3人、四段6人、三段3人、二段3人、初段4人という顔触れ。ルールは次の通りである。
 同段…30秒将棋(振り駒)
 1段差…30秒(下位者)-20秒将棋(振り駒)
 2段差…30秒(下位者)-10秒将棋(下位者先手)または角落ち(30秒将棋)
 3段差…飛車落ち(30秒将棋)
 4段差…飛車香落ち(30秒将棋)
 ※2段差の場合は下位者が選択できる
 
 結果は次の通りとなった。上手に楽な手合いになっているかもしれない。林君の3連覇はならなかった。同勝ち数はポイント差による。
 ①國井勝太 6-0②荒木 航 5-1③仲津景太 4-2④田中崚 4-2⑤吉岡 優 4-2

 初級戦(1~5手詰・6問、30分)は午後1時半からスタート。欠席者1人で47人が参加した。これは昨年を1人上回り最多記録となっている。もう少し広い会場が取れていれば、もっと多かっただろう。残念だ。
画像

 昨年は開始1~5分で解答提出者のラッシュとなったが、今回はそれほどでもなかった。問題が昨年よりやや難しくなったようだ。全問正解者も昨年は28人だったが、今回は11人と激減している。昨年は全問正解証を25枚用意していたが、足りなくなり、3人は後日サロンで渡すはめになってしまった。今回はその失敗を繰り返してはいけないと思い、30枚以上用意しておいたが無駄になっている。一昨年は12人だったので元に戻ったというところだろうか。

 3分半が過ぎたあたりから提出者が出てくる。荒木君、國井君、林君、三好君、高井君といった強豪たちを抑えて、一番乗りは飯田君だった。荒木君はタッチの差で2位となっている。8分で全問正解という石郷岡君の健闘が光った。優勝候補2人にお手付きがあったのは残念。

 全問正解者は次の通り(敬称略、提出順)。かっこ内は時間で秒単位を切り捨てている。
 飯田圭(3)、荒木航(3)、林啓太(3)、仲津景太(3)、國井勝太(6)、塩路明弘(6)、宇田紫音(6)、石郷岡陽(8)、田中勇吾(18)、早田弘之(25)、松崎直樹(30)
画像

 終了後、採点を済ませてから大盤を使っての解説、表彰式と続く。解説は3年連続で詰将棋作家の有吉弘敏さん(さいたま)にお願いした。今回は飛び入りで沖昌幸さん(上尾)も運営に参加、5番は沖さんの作品で自作解説をやっていただく(一般戦の1番も同様だった)。今回の詰将棋解答選手権の全22作品(チャンピオン戦10問含む)で2作採用されているのは有吉さんと沖さんのみ。2人の一流作家の解説は私などがやるより説得力があるというものだ。
画像

画像

 一般戦(5~15手詰・6問、50分)は1人欠席の41人が参加した。昨年より7人増で、こちらも最多記録となっている。午後3時10分(会場の都合でほかより10分早め)から開始。毎年のことだが、初級戦と打って変わってゆったりした流れになる。

 35分34秒で宇田君が提出。宇田君は今回参加した中でおそらく棋力ナンバーワン、詰将棋もかなり解ける。ただし、そんなに早いというイメージはない。小学生のスピード選手たちは6番で苦戦した。K君、M君は開始から15分の段階で5番までを詰ましていたが、結局6番を解くことができなかった。着実な足取りで進めた宇田君の勝利となっている。

 全問正解は3人、5位までを表彰した。結果は次の通り。
 ①宇田紫音 30点 35分34秒②荒木航 30点 36分46秒③高井柊輔 30点 40分15秒④三好剛瑠 26点 50分⑤青井修平 25点 42分24秒
画像

 荒木君はこの日、3部門で2位となっている。昨年も初級戦・一般戦でともに2位。安定した力を証明しているが、1位になりたいのが本音だろう。

 今回は初級戦、一般戦とも時間がそれぞれ10分短縮されている。上位成績にはあまり影響しなかったようだが、終了後に書いてもらうアンケートでは「時間を元に戻してほしい」という意見があった。
 
 最後に運営に携わってもらった有吉さん、沖さん、藤本裕行さん、佐藤啓さん、選手の保護者の皆さんに感謝いたします。

この記事へのトラックバック