大内君が来席

 7月31日(金)夕方から金曜教室を行った。今回は通常の時間通りだったが、8月7日と14日は午後3時開始とするので、ご注意を。参加数は前回と同じで8人。夏休みから新人の参加を願っています。早めに来ても教室の会費(1000円)で普通の対局(トーナメント含む)も指せます。
 途中で佐藤信太郎君の件を話す。知らなかったS君はちょっと悲しそうな顔をする。S君は初級者教室、金曜教室でたくさん教わった。コーチの中西康平君も知らなかったので驚いている。指導は佐藤君が抜けて中西君が入ったので、接点は少なかったが、社団戦で将棋を見て感心していたらしい。確かに、どこにでもいるというタイプではないので印象に残ったのだろう。

 F君とH君の最終盤を観戦。ほぼA・B2択の局面だが、F君は悪い方のAを選ぶ。それでは自玉に詰めろ(ほぼ受けなし)がかかり、相手玉は王手が続くが詰まない。Bを指せば、難解ながらも勝ちがあったようだ。
 小島「Aを選んだら、相手玉が詰むかどうかだから考えたら分かるだろう」。
 F君「はい」。
 小島「Bが勝ちかどうかは難しいけど、Aで駄目なら消去法でBと指すでしょ」。
 F君「消去法ってなんですか」。
 それはそうだ。小3では難しい言葉だろう。その後、説明したが分かってくれたかどうか。

 この日で第60期レーティング戦が終了、162点アップの中内智也三段(中1)が初優勝を飾った。前回優勝の藤森舜太君(小3)は2位、史上初の連覇は成らなかった。3位には最終日に3連勝した長谷川博五段が入っている。

 1日(土)はドラの穴教室を開催、B・C級と社団戦研を行った。前回急増したB・C級だが今回は少し減っている。
 社団戦研は7人参加で、宇田紫音君が4連勝で優勝した。今年の社団戦交流対局のメンバーなどの件を相談した。今回はフレッシュなメンバーで臨みたい。
 B級は中内智也君、C級は浜崎大和君が4勝1敗で制している。どちらも全勝、全敗者がいない混戦だった。中内君はB級からC級に落ちて、久しぶりの復帰だったが、勢いで優勝を果たした。
 佐藤君の件を語り、黙とうをささげた。黙とうをしっかりできるか心配だったが、無事にやり遂げている。

 昨日のF君に用意しておいた質問をぶつける。
 小島「日本の1代目の総理大臣は誰でしょう」。
 F君「分かりません」。(もちろん想定内の回答)
 小島「それではヒント。①いとう・ひろぶみ②こじま・かずひろ③F君の名前―。さて誰でしょう」。
 F君「いとう・ひろぶみ」。
 小島「正解。②と③は消したでしょ。これが消去法だね」。
 消去法の分かりやすい説明を考えておいた。これなら分かるよね。ただ、消去法の意味は分かっても、使えるかどうかは難しいところだ。

 ここから思わぬ展開になる。
 小島「そういえば、伊藤博文さん(七段)という棋士がいるよね」。
 N君(横で話を聞いていた小3)「知ってる」。
 小島「えーと、引退されたかな」。
 N君「引退してるよ」。(今年5月に引退された)
 小島「そうか」。
 N君「棋士はいとう・ひろふみさんだよ」。
 小島「えー」。
 調べてみたら、初代首相は「ひろぶみ」(当たり前か)、棋士は「ひろふみ」(知らなかった)だった。驚いたのはその事実よりもN君がしっかり知っていたこと。プロ棋士名鑑で見たそうだ。もっと大事なことを覚えていた方がとも思うが、感心した。
 
 2日(日)は初級者教室・通し番。教室は前回より3人減の20人が参加した。減りはしたが、復帰してきた子もあり、少しずつ上向きになっている。
 体験入会でS君という子が参加。ほぼ独力でやっていたようだが3級ぐらいありそう。ただ、家は某教室に近いので、そちらも勧めておいた。
 支部例会が中止になったのでドラ日曜会を開催。今回は11人が参加した。5勝2敗でドラレーティングを46点上げた佐々木虹君(小3)を今回の優秀選手とする。2敗といっても1敗は仲津景太君(中2)なので、実質5勝1敗ともいえる。

 昼過ぎに長身の若者が入ってきた。マスク姿なので目で判断、あれっと思った瞬間に「大内です。お久しぶりです」と挨拶された。体型は変わったが、目は変わらない。妻は大内君の父上が指しにきたのかと思ったそうだ。昔は全くそう思わなかったが、今は確かに似ている。
大内君.JPG
 大内君(社会人になったらさん付けにしているが、どうも呼びにくい)はドラ創設の2004年の夏に入会。小4から中2まで在籍していた。中3から受験態勢に入り、将棋をやめている。その後、国立高校、東大文三を経て今年からテレビ朝日に勤めている。会うのはおそらく11年半ぶりぐらいになる。
 大内君は亡くなった佐藤君と同学年になる。1年上の高野智史君、原司君らと組んで、支部対抗戦、道場対抗戦、教室対抗戦などで活躍してくれた。2005年には彩の国小学生名人戦で優勝している。ちなみに2位は渡辺誠君、3位は吉本悠太君(ともに後のアマ竜王)、4位が青木翔君、5位が仲津留大樹君だからそうそうたる顔触れである。高野君はおそらく下位だったはずだ。
 こうして訪ねてきてくれたことに感激した。2年ほど前にも第1期生のY君が来てくれたことがあったが、やっぱり嬉しいものである。今回は残念なこと、悲しいことが続いていただけになおさらである。
 高野君をはじめとしてばりばり将棋をやっている子とはちょっと角度が異なるだろうが、いつまでも将棋を楽しんでほしいと思う。仕事で将棋を扱うこと(主に藤井棋聖)もあるそうだ。更なる活躍を期待したい。コロナが落ち着いたら、高野君世代の子たちと飲み会をやりたいですね。
 

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